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iPhoneのバッテリー交換の目安|最大容量の見方と劣化のサイン

公開日 / スマホリック編集部

iPhoneの電池の減りが早くなったり、残量があるのに急に電源が落ちたりするようになったら、バッテリーの劣化が進んでいるかもしれません。iPhoneの充電式バッテリーは消耗品で、使っているうちに容量や性能が少しずつ低下します。この記事では、「バッテリーの状態」画面の見方と交換を考える目安、交換方法の選択肢を解説します。

「バッテリーの状態」の確認方法

iPhoneのバッテリーの状態は、設定アプリから確認できます。

  1. 設定アプリを開き、「バッテリー」をタップする
  2. iPhone 14以前は「バッテリーの状態と充電」、iPhone 15以降は「バッテリーの状態」をタップする

この画面には、バッテリーの「最大容量」や「ピークパフォーマンス性能」が表示されます。iPhone 15以降のモデルでは、充放電回数や製造日、使用開始日といった詳細も確認できます。

項目名はiOSのバージョンによって異なる場合があります。ここではAppleのiPhoneユーザガイド(iOS 27)の表記に沿って紹介しています。

最大容量の見方と交換の目安

最大容量は、新品時と比べたバッテリー容量の目安です。化学的経年劣化が進むにつれて数値が下がり、1回の充電で使える時間が短くなっていきます。なお、製造からアクティベーションまでの期間によっては、新品でも100%をわずかに下回って表示されることがあります。

Appleは、iPhone 14以前のモデルのバッテリーについて、理想的な条件下で使用した場合、フル充電サイクルを500回繰り返した後も本来の容量の80%を維持するよう設計していると説明しています。iPhone 15以降のモデルでは、これが1,000回とされています。実際の容量は、普段の使い方や充電方法によって変わります。

画面の表示考え方
最大容量が80%前後まで下がったAppleの設計上の目安となる数値。AppleCareプランの加入中は、容量が80%を下回ると追加料金なしでバッテリー交換を受けられる
「お使いのバッテリーは著しく劣化しています」と表示されたAppleは、バッテリーを交換すれば最大限のパフォーマンスや容量を取り戻せると案内している。安全性の問題を示すものではないとされる
正規のApple製バッテリーであることを確認できない旨が表示された表示されている容量などの情報が正確でない可能性がある

80%はあくまで判断材料のひとつです。数値が80%より高くても、使い方によっては電池持ちが足りないと感じることもあります。日々の使い勝手とあわせて判断しましょう。

バッテリー劣化のサイン

最大容量の数値以外にも、次のような変化はバッテリーの劣化が関係している可能性があります。

  • 充電の減りが早く、以前より使える時間が短くなった
  • 残量があるのに突然電源が切れる(特に寒い場所や残量が少ないとき)
  • アプリの起動に時間がかかる、スクロールがなめらかでない
  • 画面が暗くなった、スピーカーの音量が小さくなった

Appleによると、劣化が進んだバッテリーは必要な電力を瞬時に供給できなくなり、iPhoneが突然シャットダウンすることがあります。モデルによっては、これを防ぐためにiOSがパフォーマンスを管理する機能が働き、上記のような動作の変化が現れることがあります。「バッテリーの状態」画面に、突然のシャットダウンが発生したためパフォーマンス管理が適用されたという趣旨のメッセージが出ている場合は、交換を検討するタイミングといえます。

すぐに使用をやめたほうがよい症状

本体が膨らんでいる、画面が浮いてきた、異常に熱くなる、異臭がするといった症状がある場合は、充電や使用を中止して早めに相談してください。Appleは、iPhoneやバッテリーが損傷したと思われる場合は使用を中止するよう案内しています。製品評価技術基盤機構(NITE)も、リチウムイオン電池を搭載した製品について、強い衝撃や圧力を加えないこと、異常を感じた場合は使用を中止することを呼びかけています。

バッテリー交換の方法と選び方

交換方法特徴
Apple Store・Apple正規サービスプロバイダ(持ち込み)Apple純正バッテリーで交換。Apple Storeは事前の予約が案内されている。正規サービスプロバイダは保証対象外修理の料金を独自に設定している
Appleの配送修理送料支払い済みの配送箱で送る方式。予約は不要だが、往復の配送期間がかかる
AppleCareプランでの交換容量が80%を下回っていれば追加料金なしで交換できる
街の修理店(登録修理業者など)部品の在庫があれば来店当日に対応できる場合もある。使用するバッテリーの種類や保証は店舗ごとに確認が必要

Appleの1年限定保証は、欠陥のあるバッテリーの修理は対象になりますが、通常の使用によるバッテリーの劣化には適用されません。保証やAppleCareの対象外であっても、Appleでは有償でバッテリー交換を受けられます。

街の修理店でバッテリーを交換する場合、Apple純正以外のバッテリーが使われると、「部品と修理の履歴」でバッテリーが「不明」と表示されたり、バッテリーの状態に関する情報が正確に表示されなかったりすることがあります。どのようなバッテリーを使うのか、交換後の保証はあるのかを事前に確認しましょう。メーカー保証への影響は正規修理と非正規修理の違いで詳しく解説しています。

Appleは、iPhoneのバッテリーは損傷により過熱や火災、けがにつながるおそれがあるため、トレーニングを受けた技術者が交換する必要があるとしています。自分で分解して交換するのは避けましょう。

交換にかかる時間の目安

交換にかかる時間は、依頼先や部品の在庫、混雑状況によって大きく変わります。

  • Apple Store・Apple正規サービスプロバイダへの持ち込み:予約のうえ来店する。部品の在庫状況によっては当日に終わらないこともある
  • Appleの配送修理:端末の発送から返送までの配送期間がかかるため、数日単位で手元から離れる
  • 街の修理店:部品の在庫があれば、来店当日に作業が終わる場合もある。予約できる店舗もある

どの方法でも、交換の前にはデータのバックアップをとっておきましょう。手順は修理前のバックアップと準備をご覧ください。

バッテリーを長持ちさせるコツ

  • 直射日光の当たる場所など、高温になる環境での充電や放置を避ける
  • 長期間使わないときは、50%前後まで充電した状態で保管する
  • 「バッテリー充電の最適化」をオンにしておく(iOS 13以降)
  • iPhone 15以降では、充電の上限を設定してフル充電を避けることもできる

充電がうまくできない場合は、バッテリー以外に原因があることも考えられます。スマホが充電できない・充電が遅い原因と対処法もあわせてご覧ください。

iPhoneのバッテリー交換ができる店舗を探す

スマホリックでは、総務省の登録修理業者に登録されたiPhone修理に対応する店舗を探せます。都道府県から探すや駅から探すで、通いやすい店舗を見つけてください。

よくある質問

バッテリーの最大容量が何%になったら交換すべきですか?
Appleは、iPhoneのバッテリーが一定回数のフル充電サイクル後も本来の容量の80%を維持するよう設計していると説明しており、80%はひとつの目安になります。AppleCareプランの加入中は、80%を下回ると追加料金なしで交換できます。ただし電池持ちの感じ方は使い方によって変わるため、日々の不便さとあわせて判断しましょう。
「バッテリーの状態」に充放電回数が表示されません。
充放電回数や製造日、使用開始日を「バッテリーの状態」画面で確認できるのは、iPhone 15以降のモデルです。iPhone 14以前では、最大容量やピークパフォーマンス性能などが表示されます。
バッテリー交換でデータは消えますか?
バッテリー交換は基板を交換する修理ではないため、データを残したまま作業できる場合があります。ただしAppleは、修理から戻ったデバイスのデータが消去されている場合があると案内しており、どこで交換する場合も事前のバックアップが欠かせません。
バッテリー交換は保証の対象になりますか?
Appleの1年限定保証は、欠陥のあるバッテリーの修理は対象になりますが、通常の使用による劣化には適用されません。AppleCareプランに加入していれば、容量が80%を下回った場合に追加料金なしで交換を受けられます。

参考にした公式情報

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